相変わらず(最後まで)ファーストからの9曲、セカンドから3曲。“fluff”からは“Gone
In The Smoke”、“My Last Humiliation”、“Bought
And Sold”、“Waiting On A Friend”、“Walking
My Devil”の5曲がプラスされた。ボロボロのベースを弾く新ベーシスト・アンダースの腕と存在感はなかなか良く、違和感なくATOMIC
SWINGに溶け込んでいた。もう「コブラズ」はいないので演奏全体はシンプルにまとめられていて、より一層メロディの素晴らしさが引き立っていた様に思う。
演出なのか何なのか、オープニングにスタッフが出てきて「Just one thing to say, ATOMIC SWING!!!」と紹介し、メンバーが舞台に・・・というシチュエーションは結構笑えた。大阪でのニクラスの「オオキニ、オーサカ!」の連発はもっと笑えた(大阪でのニクラスは非常にテンション高かった)。東京も含め、ツアー全体はっきり言って客の入りはかなり減っていたが、根っからのファンばかりが揃っていたようで、盛り上がりはかなりのものだった。こんなに良いバンドが解散するなんて・・・考えたくもなかった。
曲が終わる度にATOMIC SWINGの終わりが近付いてくる。そう思うと胸が張り裂ける想いだったが、最後なんだからしっかり見届けなきゃ・・・と自分に言い聞かせていた。けど・・・アンコール前のラスト、ニクラスが「Are you ready for “Stone Me Into The Groove”!!!」と叫び、間髪なくあのイントロを弾いた時にゃあ・・・もう・・・。会場全体、大爆発!だって、ここではじけないでいつはじけるんだ・・・もう、終わりなんだ。みんながそう感じていた。悲痛な叫びと彼らの音楽への愛の大合唱となった。そしてアンコールは、いつも通りの“Carnival
Stall”と“Panicburgh City”(これも当然はじけた)・・・に加えて、なんとこの日のみ“Revival Days”をやったのだ。こんなのってあるかよ・・・という想いで一杯だった。それは最後に相応しすぎる選曲だった。
Atomic Swing Fan site - From Venus To ATOMIC - Since 19990426
This site owned by Mieko from Japan.
For the greatest band on the cosmic, with huge love, forever.