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アトミック・スウィング ディスコグラフィー


The Broken Habanas(2006)
A Car Crash In The Blue(1993)
Bossanova Swap Meet(1994)
fluff(1997)
In Their Finest Hour(1998)
Singles

The Broken Habanas
2006年1月にまさかの再結成を発表した彼らの、オリジナルメンバー(ベースは初期のペテル)による
感動の復活アルバム。スウェーデンでは2006年5月10日リリース、日本盤発売は2007年11月28日。
プロデューサーは近年スウェーデンロック界の裏ボス・
Pelle Gunnerfeldt

(P) & (C) 2006 National
NATCD065
発売:ストレンジ・デイズ・レコード
POCE-1216 ¥2600

1: The Flasher
2: Pilgrim
3: Dream On
4: Venus Addiction
5: Chocolates And Candy
6: Dying To Live
7: So Mystifying
8: Lovin'Out Of Nothing
9: Dreamer's Battlefield
10: All Up To You

以下日本盤のみ ボーナス・トラック
11. Callboy
12. Burden Of Dreams
13. Stone Me Into The Groove(alt.version)


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(2007年11月28日発売・日本盤)


Myspaceで試聴できます!
1997年の日本公演をもって突然解散したAtomic Swingが、9年の時を経て帰ってきた。
変わらぬ彼ららしさをベースにパワーアップした完全復活の始まりが、この『The Broken Habanas』。セルフカバー3曲を含む全10曲に、彼らの情熱と魂が込められている。伝説の名盤である彼らのファーストアルバム『A Car Crash In The Blue』のジャケを自らパクっている事からもわかる通り、原点回帰なのだろう、相変わらずの健在っぷりをひしひしと感じさせてくれる。

この上なく一曲目に相応しい名曲「The Flasher」で大復活の花火を打ち上げ、3曲目までは以前とそう変わらぬ サウンドで旧知のファンに「ただいま」を告げてくれる。変遷していったセカンドやサードよりもファーストに近い。 特に「Pilgrim」はファーストに入っていても全く浮かないのでは、というほど、実にこのバンドらしい曲。 そして4曲目の「Venus Addiction」からは、空白の9年をやや感じる80年代テイストが吹き込まれている。(70年代風のバンドだっただけに、10年たったから80年代になったのか?) 終盤は明るくシンプルなロックンロールで、とても華々しいエンディング。

ミッケのオルガンが胸を締め付け、ヘンリックのビートに踊らされ、ペテルのベースが身体の芯をえぐり、ニクラスのギターが脳天に突き刺さり、切ないメロディにのせた歌声が全てを包む。そして以前と変わらぬ狂騒を生み出し、五感を刺激しまくる……叫ばずにはいられない出来映えだ。

その性格ゆえに、スターダムに乗り切れず、メインストリームの居心地の悪さにモチベーションが下がり、ロックスターになり切れなかったニクラス・フリスク。解散当時のインタビュー(英訳版参考資料)では「僕は芸能人じゃない」「成功が僕達を壊した」「僕は有名人でなんかいたくない」「今の僕の最も大きな野望は全て忘れ去られることだ」とまで語っていた彼は、解散後は他のアーティストへのプロデュースや楽曲提供などの活動にほぼ専念していた。もっと前のインタビューでは、ストーンズを例に挙げ「50歳になってもまだステージでStone Me Into The Grooveをプレイしてるなんて僕には考えられないよ」と語っていた。

それがここへ来て急に、あまりにも潔く吹っ切れた感のある37歳の再出発とあいなった。急すぎた成功の中で、ただ乗り越えていくばかりだった以前と違い、今の彼らは自信に満ち溢れているということが、そのサウンドからも非常によく伝わってくる。察するに相当な紆余曲折を経た上で、全てを自身で選択し、新たなる航海へと舵を取ったのだろう。その雄姿を、一日も早くこの東の国でも魅せてもらいたい。そして願わくば、50歳になっても60歳になってもまだステージでStone Me Into The Grooveをプレイしていてほしい――たとえ一人でも、感動に胸を奮わせるファンがいる限り。


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無断使用・転載厳禁。



1993 - 1997
こちら(スウェーデンのファンサイト)で少しずつ試聴できます

A Car Crash In The Blue
問答無用のファーストアルバム。
本国では93年2月12日、日本では12月22日にリリースされた。
90年代のロック史上に欠かせないアルバム。レコーディングは10日間の一発録り!

(P)1993 Sonet Grammofon AB
except 4(P)1992
(C)1993 Sonet Grammofon AB
発売:ポリドール株式会社
POCP-1388 ¥2500


ピクチャー盤
1.Panicburgh City
2.Lovething
3.Too Late To Exit
4.Stone Me Into The Groove
5.The Weired Years Of Gentle Chill
6.Smile
7.In The Dust
8.Carnival Stall
9.Mosquitos On Mars?
10.From Venus To Everyday



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まだアトミック・スウィングを聴いたことがない人は、とりあえずこのアルバムを聴いてみることをおすすめします。文句なく彼らの代表作であり、最も個性・カラーが強いです。後の2枚も この1stがあったからこそ、という感じで。全編通して同じ様な曲ばっかりですが(笑)、メロディやベースラインがバラエティに富んでいるので飽きることはないと思います。007とピンクパンサー大好きだから、というスパイミュージックもどきなんかも混じってるし(笑)。

古くさく色褪せた空気の中、太く唸るベースと泣きまくりのギター、どろどろのオルガンにへたうま低音ボーカル。そしてドラムは全曲ダンスビートなのに乾いていてパンクっぽい。ニクラス1人芝居である(笑)、ギターとボーカルのユニゾンも特徴的。ドアーズや初期ストーンズ、テレヴィジョン・・・そしてジミヘンの“クロスタウン・トラフィック”が好きな方なら必ず気に入るのでは?と思います。狂騒的・刹那的、迫り来る焦燥感、切ないダークな青春・・・という感じかな(よくわからん表現だ)。「ここから連れ出してくれ」という歌詞から始まるアルバムですからね。

3度の来日公演では、最後までこのアルバムから9曲(
5.以外)やっていたという事からも、このアルバムの重要性がわかるでしょう。しかしながらデビュー作の完成度がこんなに高く、本国スウェーデンでもバカ売れしてしまった事が彼らにとっては悲劇だったのかもしれません。いわゆる「一発屋」になってしまった感があったわけですね。“Stone Me Into The Groove”を知らないスウェーデン人は少ない、というほど爆発的に売れたようです。

私にとっては「墓場に持っていきたい1枚」ですね(笑)。すべてツボ、完璧。個人的見解ですが、後の2枚よりもメンバー自身が音楽を楽しんでいるという空気が伝わってくる気がするんですよね。純粋って言うのかな・・・。売れる前だったからなのか、年齢のせいなのか、ほぼ一発録りだからなのか・・・わかりませんが、とにかく「近所の兄ちゃん達がレコーディングしたんだってよ!聴くべ!」ってな感じで(笑)。このジャケ写だってストーンズの完全なパクリですからね。いかに「俺達のCDができたぜ、わーい!」みたいなノリだったかが伺える感じで微笑ましいです。それだけに、「本物の音」だなぁと感じられるアルバムです。


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Bossanova Swap Meet
ニューオリンズ録音のセカンドアルバム。1994年10月10日リリース。
元ロネッツのロニー・スペクターとのデュエット曲(2.)を始めとして、
かなり広がりが出たサウンドになっている。

(P)1994 Sonet Grammofon AB
(C)1993 Sonet Grammofon AB

発売:ポリドール株式会社
POCP-1470 ¥2500

1.Stuck On A Worn Out Rhyme
2.So In Need Of A Change
3.Like A John Needs A Yoko
4.Bossanova Swap Meet
5.Teenage Divina
6.Envy Moon
7.Soul Free
8.Hoodood In Mamou
9.Suburbun Wing
10.Moon Age Revolution



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「最初のアルバムは最も簡単な方法で作った、2枚目は最もややこしい方法で時間をかけて作った」というこのアルバム、レコーディングもミックスもストックホルムとニューオリンズ(Sea-Saint Studio)の2都市でばらけて作られてます。そりゃ10日間の一発録りとはスケール違うわな(笑)。ロニー・スペクターをゲストに迎えてのデュエット曲“So In Need Of A Change”を始め、1stとは同じバンドと思えないアメリカンな曲も織り交ぜつつ「これぞアトミックス!」という曲もおさえてます。・・・が、1stほどは人気がないですねぇ。でもこのアルバム直後の来日公演はすごい集客率だったように思います。LIVE向きの“Stuck On A Worn Out Rhyme”、“Like A John Needs A Yoko”のせいでしょうか。

インストの8.もある事だし、よりギターが派手になったという印象があります。あとベースも更にパワーアップしてます。ペテルのベースというのは、とにかく上下が激しいんですよね。あのベースなしにAtomic Swingは語れないと思います。特に“Stuck On A Worn Out Rhyme”のベースは必聴。どれも切なく力強いベースラインです。

ラストの曲“Moon Age Revolution”は唯一歌詞が不明ですが(忘れたらしい)、当時のrockin' onに、ニクラスに依るこのアルバムの全曲解説が載っておりました。無断転載すると著作権問題が絡むでしょうからやめておきますが、94年の(たぶん)10月号じゃないかと思いますんで(切り抜いちゃって表紙がないのよ)、読みたい方はバックナンバーとか探してみてください。かなり中身の濃いインタビューです。で、この曲、内容的にはよくニクラスがインタビューなどで言っていた、「60年代にティーンエイジャーだったらよかったのになぁ」という『90年代のフィーリング』って事みたいです。60年代生まれゆえに90年代に青春時代を過ごしている自分のジレンマというか。“Stuck On A Worn Out Rhyme”もそういった内容の歌詞ですが、この曲は一体なんと歌っているのやら、ホゲホゲ歌ってて聞き取れませんね(笑)。けど、 Moon Ageとは1969年(アポロ月面着陸の年)生まれのニクラスに依る造語なんじゃないか?と私は思うのです。人類が月にまで行っちゃった後に生まれた自分たちの世代、っていう意味の。(もしかしたら一般的に英語で使いますか?知ってる方いたら教えてください)。このアルバムは比較的明るい感じだけど、全編通して歌詞はやっぱり曇り空なんですよね。そこらへんがニクいな。


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fluff

1997年3月19日リリース。1997年解散前のラスト(となってしまった)アルバム。
ロンドン留学(...?)の後にフランスのノルマンディーで録音された。
プロデュースはマイク・ヘッジズ。


(P)1997 Sonet Grammofon AB
(C)1997 Sonet Grammofon AB

発売:ポリドール株式会社
POCP-7210 ¥2500

1.Midnight Scraper
2.Bought And Sold
3.Walking My Devil
4.My Last Humiliation
5.When My High Goes Down
6.Straight Forever
7.Gone In The Smoke
8.Stray Dog
9.Teenage Nocturne
10.Waiting On A Friend
11.Revival Days
12.The Right Move
(日本盤ボーナストラック)


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2ndから2年半あいてやっと発売されたこのアルバム、まずベースのペテルが脱退していることが今までとの大きな違いですね。2nd後の日本公演以降 ロンドンでロックンロール・ライフを学んでいたんだか何だか(笑)のアトミックスでしたが、どうやらペテルは学び過ぎちゃったみたいです(苦笑)。で、バンドやれる状態ではなくなったらしく・・・本当に惜しまれますね。

『ロック史上の観光客』というお気楽バンドのキャッチフレーズを欲しいままにした(笑)決定打のこのアルバム、何故かロンドンにいたのにフランスのノルマンディーでレコーディングされていて、初めてニクラスによるセルフプロデュースではなくマイク・ヘッジズというプロデューサー(マニック・ストリート・プリーチャーズの“Everything Must Go”などを手がけた人)を迎えています。サウンド的にも今までとはかなり違って明るいアメリカン・ロック調になってますが、“Bought And Sold”の合間にテレヴィジョンのギターリフがまんま入ってたりするところが 1stのジャケ写くらい微笑ましい(笑)。それと、このアルバムのジャケ写は何処を開いても全くおんなじポーズのメンバーがいろんな背景の前にいて、更に微笑ましい(爆)。

ベースが変わっちゃったから、というのが大きいと思うんですが、このアルバムは結構ネットでも酷評されてますね。確かに1stの音を求めて聴いたら「全然違うじゃん!」ってなるとは思うんですが、これはこれで私は好きです。曲のバリエーションも多いし。どれも違った顔でいいです。もやもやした切なさ加減は変わらないし、何よりニクラスのへなちょこボーカル(失礼、愛情表現です)が入れば どんな曲でもニクラス・ブランドになりますからね(笑)。「はぁ〜」とかいう気合いの入ってない掛け声で和むって言う(笑)。で、これもやっぱり明るい曲調でも歌詞が重たかったりする、さすが。


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In Their Finest Hour
解散後リリースされたベストアルバム。
日本未発表曲2曲を含むが、この2曲を聴くために買っても損はない。
もちろん他の曲もデジタル・リマスターされているし、オマケに日本盤にはニクラスからのメッセージつき。

(P)1992-1998 Sonet Grammofon AB
(C)1998 Sonet Grammofon AB

発売:ポリドール株式会社
POCP-7298 ¥2548

二クラスからのメッセージ
(日本盤CDより)
1.In The Dust
2.Smile
3.Bossanova Swap Meet
4.Too Late To Exit
5.Suburbun Wing
6.Lovething
7.Teenage Divina
8.So In Need Of A Change
9.Stuck On A Worn Out Rhyme
10.Stone Me Into The Groove
11. Like A John Needs A Yoko
12. Stray Dog
13. Waiting On A Friend
14. Dead End Row Playmates(demo)
15. Envy Moon(demo)
16. Looking For Tomorrow


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1stのところに「聴いたことない人はまず1stを」と書いたけど、このベストから入るのもオススメかもです。ニクラス本人が一番好きな曲(らしい)“In The Dust”から入って泣き、ラストの“Looking For Tomorrow”(オリジナルアルバム未収録、“Smile”シングルのカップリング)で大泣きできます。これ以上ないってくらいの選曲ですよ、これは。ジャケも思い出名場面集(笑)の装いで、解散後の素晴らしいプレゼントだったです。個人的に“Looking For Tomorrow”が大好きなので、この曲を聴かずしてアトミックスを語るな!という思いがありますね。ピアノ主体のバラードなんですが、一度でいいからLIVEでやってほしかった・・・。この曲の為に出されたようなアルバムでもある気さえします。


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◆シングルはこちら◆




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